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ぜんぶ、すてれば / 必要なものは多くない。欲を捨て直感に生きる

生きることに大切なことは、意外と少ないのかもしれない。
いろんなものを溜め込んで、抱えて。
どれも大事すぎて、どれが大切なものかわからなくなって。
捨てることができないまま、新しいものを追加して、余計に身動きがとれなくなる。
自分にとって本当に大切なことは何か、何さえあれば十分なのか。
それをわかっている人は、強い。

やりたいことは特になかった。
だから巡り合わせでやってきた縁を大事にして、自分にできること、面白いと思うことに全力でぶつかっていく。
先輩だから、後輩だから、という立場に関係なく、一個人として思うことを発言する。
年功序列が厳しい時代に、自分の意見を曲げることなく貫くことは、難しかったに違いない。
ぼくだった逆らわず、波風を立てないように気を揉んだかもしれないことを、軽々とやってのける。

潔いこと、引き際がいいことも、物事に執着しないからできることだろう。
愛情があるもの、手塩を加えたもの、財をつぎ込んだもの。
苦労をして、時間をかけたものは、そう簡単にパッと手放すことができない。
それだけ欲が強いことだけど、できるかできないか、必要かそうでないか、判断基準が明確でシンプルであればあるほど、決断することができる。

素早く、スピード感を持って。
そうすれば、不要なことを続けなくて済むし、新しいことをやる時間に当てられる。
そして、最初から自分のものではないと、一時的に関わっただけだと引いて考えられるからこそ、手放すのに躊躇はいらない。

何が起こるかわからない。だからこそ人生は楽しい。
巡りあうものを精一杯楽しむには、時間に余裕を持つこと。
スケジュール帳には、余白を設ける。
予定がいっぱいで身動きがとれないようだと、巡ってくるチャンスを掴むことができない。
チャンスは突然やってくる。
その時に他のことに追われて掴むことができずに、あとで後悔するようなことはしたくない。
時間が主人になってはいけない。

できるかどうかは、やってみないとわからない。
できるという自信があれば、やり方は自ずと見つかる。
そもそも自分の中に、やれる能力は眠っている。
人は誰しもその力を持っている。その力を信じられるかどうか。
行き当たりばったりでも、それが面白いことにつながることだってある。
「面白そうだ」という直感に耳をすませて、足を伸ばしてみる。

自分の直感を大事にして、周りがなんといおうと自分の考えを押し通して、それでも失敗したら後を引きずらず、すぐに次へと切り替える。
巡り会う縁を大事にして、「今、ここ」に後悔がないように生きる。
何が大事で、何が必要で、何がいらないか、シンプルを突き詰めれば、判断を迷うことはない。

本当に必要なものは、そんなにない。
だけど、この本は、ぼくの人生のバイブルとして、必要なものの一つであることは、間違いない。

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