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コンスタンティン / 人間界を支配するため手を組む天界と地獄

天使や悪魔を題材にした作品って、どうしてこんなに面白いのでしょうか。
やっぱり人間にはない能力とか力とかが、想像力を掻き立てられる、からでしょうか。
今まで観た映画の中で、ぼくの中では一番面白くて、興奮したのがこの『コンスタンティン』。

天国・人間界・地獄。これら 3つは、それぞれの領域を侵さないことで、世界の均衡を保っている。
しかし悪魔は均衡を破ろうとして、人間界に足を踏み出そうとしたいた。
普段なら人間界では見ることのできない、いるはずのない存在を、領域に侵入したことで、その姿が視えてしまう人間も、中には少なからずいる。
視えてしまうことで、彼らは悩み、苦しみ、現実から逃げるために、自殺を図る人も出てくる。
しかし、自殺をしたものは、神の掟により、地獄に送られることが決まっている。
ジョン・コンスタンティンもまた、幼い時から透視能力を持っていて、自殺を図った。

コンスタンティンは重度のヘビースモーカーで、肺がんを患い、寿命はわずかしかない。
地獄に行きたくない彼は、透視能力を逆手にとり、人間界に足を踏み出そうとする悪魔を退治する、悪罵払いを生業にする。
悪魔退治をすることで、神への点数を稼ぎ、天国に行きたいと望んでいる。

人間界には、天使と人間、悪魔と人間、の中性的な存在「ハーフブリード」が、人間の姿で住み着いている。
天界の半神ガブリエルは、人間に対する神の好意に憤慨していた。
神の愛に「ふさわしくない」とみなされた人々を排除する計画を立てたガブリエルは、地獄を解き放ち、人間に試練を与えることで、試練に打ち勝ったもののみ天国に行くべきだと考えた。
そして同じ頃、悪魔ルシファーの息子であるマモンは、人間界を支配しようと企んでいた。
ガブリエルは計画を実行するにあたり、マモンを利用することにした。
マモンが人間界に姿を表すためには、強い霊感を持った人間の体を乗っ取り、神の手助けが必要だ。
運命に導かれるように、人間界では「運命の槍」と呼ばれる、神聖な神器が発見される。
マモンは強い霊感を持つ女性に乗り移り、「槍」を使って人間界に召喚しようとするガブリエル。

聖書や宗教を知らなくても入り込める世界観も、悪魔祓いの道具も、武器も、そして荒廃した地獄の世界も、目新しくて面白い。
ラストに登場するルシファー役のピーター・ストーメア。
彼の演技がとてもいい。
イタズラっぽくも愉快な人物が、地獄王の不気味さを引き立てます。
優遇された人間への半神の嫉妬も、面白い視点ですね。

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