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ジェイソン・ボーン / 父親の死の要因と決着をつけるため、再び表舞台へ

『ボーン・スプレマシー』にて、ボーンは CIAの極秘任務に参加した過去を思い出す。
彼は「アメリカの平和のために」極秘任務に参加することにしたのだが、それには父親の死が関係していた。
彼の父親は「トレッドストーン作戦」の考案者だった。
父親はその危険な作戦に、息子を参加させることに反対だった。
しかし CIAは彼をボーンの目の前で殺すことで、テロへの敵愾心を燃やさせ、作戦に参加させようと目論んでいた。
何も知らないボーンは、CIAの思惑通り作戦に参加する。
彼はある意味で CIAに誘導されていたのだった。

元 CIA捜査官のニッキーは、組織の隠された極秘作戦のデータを盗み出す。
その中には、ボーンの関わった「トレッドストーン」に関する
全ての資料が含まれていた。
そのデータをもとに、ニッキーはボーンに父親の関与を知らせる。
その真相を知ったボーンは、父を死に追いやった者への復讐のため、再び表舞台へと返り咲く。

ボーンの情報漏洩は、他の作戦の工作員にも影響を及ぼしていた。
スピンオフの『ボーン・レガシー』では、その工作員の一人の逃走劇が描かれている。
工作員の中には、情報漏洩によって、敵に存在を知られ、2年間も拷問を受ける羽目になった人もいた。
ボーンによって危険な目にあった工作員は、ボーンを恨み、久々に現れた彼を始末しようと野心に燃える。
結局ボーンには敵わなかったものの、ボーンの影響は広範囲にわたっていたのである。

作戦はボーンによって情報が漏洩する危機にあいながらも、次々と新しい作戦が生まれていた。
最新の「アイアンハンド」と呼ばれる作戦は、最新の技術で、アプリによる市民の完全監視をするものだった。
デジタル会の寵児として世間から注目を浴びていたアーロンも、裏ではその情報を CIAに渡すようにと圧力をかけられていた。
最新の監視システムは目を見張るものがあり、監視カメラ、衛星画像、3Dマップなどを駆使して、逃走する相手を追い詰めることができる。
以前は現場にいる捜査官や警察の目が頼りだったが、今ではデジタルツールがメインで、人間は補助でしかない。
こういうところで時代や技術の進歩を感じた。

CIAの若手であり、組織に新たな風を取り入れようと目論んでいるヘザーは、ボーンの能力を買い、彼をまた組織に引き入れようと企んでいた。
彼は居場所を失っているだけで、仕事を与えれば組織に貢献すると考えていた。
しかし長官を含む「旧世代」の人たちは、ボーンに作戦を暴露された過去に憤っており、彼を危険人物とみなし、殺すことしか頭にない。
ヘザーはそんな単細胞の長官を殺し、野望の実現のために、ボーンに手を貸し、生かそうとする。
彼女が長官を殺す理由は、過去に因縁があったからなのか、ただ単純に出世のために邪魔だったからなのかは謎のまま。

若手によって CIAは生まれ変わることができるのか。
それともヘザーはもっと危険な方向へ舵を切ろうとしているのか。
そしてボーンシリーズはまだ続くのか。
マット・デイモンもなんだかおじさんになったなぁなんて感じた。
身体は鍛えていてムキムキだけど、ふとした時の横顔は、やはり年齢を感じさせる。
とはいえあんなふうなダンディーな歳のとり方はいいなと思う。

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