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LESS IS MORE / 精神的な満足感を満たすことが幸せへの近道

世界の幸福度ランキングで上位を占める北欧の国々に共通するのは、「積極的に質素な生活を選んでいる」こと。
税率が高い国で知られる北欧は、物を買うにも一苦労だから、欲しいものもあまり買えず、不満が溜まっているのかと思いきやそんなことはなく、逆に必要なものだけにしかお金を使わない。
無駄な浪費を省き、そのぶん経験や体験することに重きを置いていて、旅や新しいことを学ぶことにお金を使っているらしい。
つまり物質的な満足感よりも、精神的な満足感に価値を置いている。
幸せは外に追い求めるのではなく、自分を充実させることだと知っているのだ。

北欧の人たちは、生き方を自分でコントロールしていると感じられるからこそ、満足感を覚え、幸福感につながっている。
モノがあふれる世界で、あえてモノを欲しがらず、自分の成長させてくれるような経験に対してお金を使う。
質素な生活はそうせざるを得ないからではなく、進んで質素な生活を選んでいる。
「買おうと思えば買える」と思っているマインドを大切にし、本当に自分にとって必要なものしか買わない。
「隣の人が車を買ったから自分も」とか「友人が家を買ったからそろそろ自分も」というふうに、周りの人に流されるのではなく、「自分にとって必要かどうか」で買うものを決める。
収入と支出のコントロールができることは自分で自分をマネジメントし、自己管理ができている、ということ。

日本ではたくさんのモノを所有することがステータスだった。
周りの人がアップグレードしたら、自分もそれに習おうとする時代もあった。
だがそれも今や過ぎ去り、北欧の人たちのように、物欲よりも精神的な満足感を得ることにシフトしてきている。
たくさんのお金を得るために長時間仕事をするよりも、仕事とプライベートの時間が確保できる、給与額よりもやりがいを感じられる仕事をしたい、オフィスに出社しなくても在宅で働くことができるなど、人々の欲求は自分らしい生き方ができることを望んでいる。
今の現代人は、精神的な満足感を求めるように変化している。

自分の幸福は自分で選択する時代になった。
会社に頼るのではなく、自分で見つけていかなければならない。
「好きなことだけをして働きたい」と思っても、それだけでは生きていけない。
今までに仕事で培ってきたスキル、知識など組み合わせて、人に貢献できる、人から相談されるレベルにまで高めること。
自分を知ってもらうためのビジネススキルも求められる。
これからはそうした「個の力」を高めなければならない。
人に提供できる価値を身につけること。
自分はどのように生きるのか、どのような生活をしたいのか、そのためにはどんなことが必要で、何をしなければいけないのか、自分で考え続けなければならない。

「やらないこと」を決めて、「やりたいこと」ができる仕事を見つけること。
会社という小さな組織だけで通用するスキルではなく、独立しても通用するようなスキルや能力が得られる仕事をすること。
積極的に不要なものを捨て去って、経験を充実させること。
たくさんのモノを抱えて身動きができなくなるよりも、本当に必要なモノを見極めることで身軽になり、幸福につながる。
個人で生きる力を持ちたいなぁとしみじみと感じた。

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