not-alone

WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE. / つながり続けるためにコミュニティがある

現代人はコミュニティを求めているのではないか?
しかしコミュニティを作り上げていくことは難しい。
昔の人たちは村社会で自分が所属するコミュティはあったけど、周りに意見に流されて、個人の意見はなかなか受け入れてもらえなかった。
受け入れられる安心はあるけれど自由ではなかった。
高度成長期には都市部に人口が流入し、コミュニティは会社や核家族など大幅に狭くなった。
その代わり個人の意見を持てるようになり、それぞれの価値観を大事にしていく。
受け入れられる安心感は減ったが、その代わり自由にはなった。

著者はこの受け入れられる安心感と、個人としての自由が両立できないものかと考え続けている。
インターネットの時代になって個人がそれぞれに情報を発信し、その価値観や思いに共感した人たちがフォローしていく。
そうやって個人を中心にしたコミュティが形成されるようになってきた。
個人だけではない。
企業もクックパッドや価格 .comなど専門性に特化したコンテンツで、ユーザーの投稿やレビューを掲載することによって、ニッチなものにもコミュティが出来上がってきた。

本書ではコミュニティを作り出す方法についても述べられている。
何を発信するのか方向性を決めなければいけない。
流行のトレンドに乗っかるだけでは本当に自分を支持してくれる人が集まることはない。
自分の発信に共感してくれる人を集めること。
まずはそれがコミュニティへの第一歩だ。
SNSというツールはそれを可能にしてくれる。
積極的に自分から関わっていき、接触回数を増やしてく。
僕はこの一連の流れがかなり参考になった。
リアルでは難しいこともネットの世界では可能になっていく。
ニッチな世界ではリアルで共感できる人を見つけ出すのも一苦労だが、ネットでは SNSなどで見つけやすくなった。
現代はリアルでの人と人の繋がりを持つのは難しくなってきている。
自分の好きなことで繋がるのは容易ではない。
人はどこかで寂しさを抱えている。
寂しさを解消するには人とのふれあいが重要で、それを可能にするのがコミュティなのではないか。

僕は今のところ個人で読書や映画を楽しんでいる。
だけど面白かったものやまだ見ぬ知らない体験を促すのは、やはりコミュニティという場が必要なのではないか、と読みながら考えた。
いろんな意見や見方、考え方を知ることはいい刺激になるし、新たな行動源となっていく。
僕も何か所属できるところを探そうと思った。

その他の記事