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レッド・ノーティス / クレオパトラの伝説の卵を巡って、泥棒たちが大暴れ

クレオパトラが残した幻の秘宝、3つの卵。
1つは美術館に展示され、1つは武器商人のコレクションとなり、最後の 1つは行方知れずとなっていた。
エジプトの富豪はm娘のクレオパトラの結婚式で、この 3つの卵をプレゼントするため、世界を股にかける美術専門の泥棒に、3億円の報酬と引き換えに依頼した。
失われた 3つ目の卵のありかを巡って、泥棒と詐欺師たちの攻防が始まる。

ライアン・レイノルズが出演していれば、安定のコメディ映画は約束されたようなものだ。
いつもの軽妙な軽口と軽快なトークは、観ているものを飽きさせない。
シリアスなシーンでも余裕がうかがえるが、そのぶん危機に陥った時の凹みようは、可哀想に思えてくるし、同情してしまう。
そんな役柄はとてもフィットしているように感じる。
と同時に、ド派手なアクション要素も外せない。

泥棒のブースは、クレオパトラの卵の報酬を狙っていた。
だが、世界の犯罪者はこの機会を黙って見逃しはしない。
美術的泥棒では世界一とされる「ビショップ」もまた、クレオパトラの 3つの卵を手に入れようと暗躍していた。
ブースは機先を制し、1つ目の卵を手に入れようと目論む。
だが、展示されている美術館には、その犯罪を予測して、インターポールがかけつけていた。
FBI捜査官のハートリーは、卵がすでに偽物と入れ替わっていることを見抜き、その場から逃走するブースを追跡にかかる。
捜査官のハートリーは車で追いかけようとするも、もう少しのところでブースを逃してしまった。
ワイルド・スピードでお馴染みのドウェイン・ジョンソン。
彼のテクニックの見せ場となるはずだったシーンも、ライアン・レイノルズ相手だと、勝手が違うようだ。

卵を無事入手することに成功したブース。
だが FBIは彼の家に先回りしており、ブースは刑務所へと送られることになってしまった。
しかし面白いことに、FBIのハートリーも「ビショップ」なる人物にはめられ、ブースと同じ刑務所に移送される。
卵を諦めきれない泥棒のブース、名誉を挽回するためにこのまま引き下がれない捜査官のハートリー。
正反対の 2人の利害が一致した彼らは、脱出を図り、ビショップを逮捕するために、異色のコンビを組む。

2つ目の卵の奪還に手と手ととりあって、武器商人の屋敷に乗り込んだものの、先回りされていた「ビショップ」にまたもやハメられてしまう。
ブースは、ビショップも知らない 3つ目の卵のありかへと足を進める。
3つ目の卵は、かつてヒトラーの部下だった人物が南米へと移った際に、一緒に運び込まれているようだった。
手がかりを見つけていたブースは、まるでインディージョーンズさながらに、ハートリーとともに隠された宝の遺跡を見つけ出し、ついに幻の 3つ目の卵を発見する。

ブースとハートリーの前に現れた「ビショップ」の正体は、見るも麗しい美女であった。
しかし、ビショップは彼女一人ではなかった。
ブースと行動をともにしたハートリーも、「ビショップ」の一人だったのだ。
ハートリーは FBIに扮して卵の行方を追っていた詐欺師だった。
彼らは裏で協力し合い、計画を立て、ブースをハメていたのだ。
少なからずもジョンに愛着を抱いていたブースは、悲しみと悔しさに打ちひしがれた。
最後の最後でどんでん返しを食らってしまった。
ブースは南米のジャングルに置き去りにされ、ビショップを追ってきたインターポールによって、刑務所に送り返される運命だった。

しかし、そう簡単にやられてばかりのブースではない。
ビショップたちの口座をインターポールによって凍結させ、報酬をなかったものとした。
全てを失った 2人にへの、新しい提案を持ち出すための布石だったのだ。
やられたらやり返す、どんでん返し。
おいしいところを全てビショップに持って行かせるわけにはいかない。

現代のクレオパトラの前に揃った 3つの卵。
彼女にとっては美しい置物がプレゼントされたことよりも、エド・シーランがステージに上がっていることの方が、とても嬉しいサプライズプレゼントのようであった。

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