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SIGNAL / 周りの否定的なノイズを遮断し、自分の信念を貫く

人間は、他人からの評価に左右されやすい。
周りから「できるやつだ」という評価を受けていれば、自分は「できるやつだ」と自己肯定感が高まる。
しかし、周りから「無能なやつだ」という評価を受けていれば、自分は「無能なやつだ」と思い込み、劣等感に蝕まれてしまう。
他人からの評価が、自分自身の評価へとつながってしまうのだ。

しかし、他人からの評価は、時と場所によって移り変わる。
ある場所では優秀な人物と評価されたとしても、別の場所では取り柄のない人物と評価されることもある。
他人からの評価は大きな影響力があるが、その評価が全てだと鵜呑みにしてはならない。
特に、周りから否定的なシグナルを受けていると感じたら、きっぱりと断ち切らなければいけない。
否定的なシグナルを受け続ければ、いずれは自分自身が否定的な考えを生み出すようになり、自分は「できない」人間なんだと思い込むようになってしまう。
また努力や才能で成功をつかんだ人でも、失敗などによって、一度否定的なシグナルを受け取ってしまうと、失敗への恐れから、チャレンジができなくなる。
自分で自分を否定してしまえば、できることもできなくなり、自分に自信がなくなり、正しい自己認識ができなくなる。
能力を十分に発揮するためには、否定的なシグナルに影響されないようにしなければならない。

逆に、能力を認めてくれている場所にいるから安心かといえば、そいうわけでもない。
恵まれた環境にいることは、その状況に満足し、慢心を生み、能力を磨くことをおろそかにしてしまう。
否定的なシグナルを断ち切ることは必要だけど、肯定的なシグナルに浴しすぎるのもいけないのだ。
いずれにしても、他人の評価をあてにしすぎてはいけない。
大事なことは、自分で自分をどのように評価するかだ。

技術が高度に進歩し続ける現代において、第四次産業革命の中心地であるシリコンバレーでは、自閉症傾向のあるユーニークな人材が注目を集めている。
彼らの特徴は、無駄なノイズを遮断して、自分のやるべきことだけに集中力を注ぐこと。
彼らは人の評価を気にすることもなく、他人がどう思っているかなどに関心を示さない。
余計なことにとらわれないからこそ、自分が好きなこと、やるべきことに全力で集中することができる。
世間の常識に左右されないからこそ、大胆な道を突き進むことができる。
成功するためには、やるべきことだけに集中し、専門性を高めていくこと。
そのほかの些末なことに気をとられるのは時間の無駄なのだ。

やりたいことをして生きていくためには、他人の評価に左右されないための、自分の信念が必要だ。
「何がしたいのか」「何のためにやりたいのか」を徹底的に考え抜かなければならない。
自分の中に確固とした信念、一本の軸がなければ、周りからの意見や評価によって、簡単に折れてしまう。
信念を持っていれば、周りがどんなに否定的なことをいおうと、自分のやり方を貫くことができる。
成功するためには、高い学力やいい大学を卒業することではない。
自分のやりたいことを突き詰めていける集中力、長期にわたって継続してとりくむ能力、その道のプロフェッショナルになるための深い専門性だ。
「何のために」やるのか、「なぜ」やるのか目的はっはきりさせ、「どのように」やっていくか手段を考える。
やるべきことのビジョンが見えていたら、それを達成させるために集中してとりくむだけだ。
他人と違うやり方をすることは、その人のオリジナリティを際立たせる。

他人からの否定的なシグナルを退け、やりたいことに全力を傾ける。
他人の評価など関係ない、自分が納得してできるかどうか。
それこそが肝心だ。

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