two-distant-strangers

隔たる世界の 2人 / 平行線を辿る人種差別は、どちらかが歩み寄ることで越えられるのか

白人と黒人の間には、大きな隔たりがある。
人種差別という、大きな壁が立ちはだかっている。
僕たち日本人には想像もできないような、大きな感情の確執が、今もずっしりと横たわっている。
肌の色や、性別、年齢で差別されることのない世界になってほしいと、多くの人たちがいたるところで声を上げている。
少しずつ認知されるようになってきて、企業や国や法律も、制度を整えてきている。
それでもやはり、差別を取り除くことは、まだまだ難しい。
黒人というだけで、目をつけられてしまう。
黒人というだけで、何か犯罪に関わっているのではないかと勘ぐられてしまう。
黒人であるがゆえに、白人よりも生きづらい生活を強いられているのではないだろうか。

彼はただ家に帰りたかった。
愛するペットが待つ自分の家へと。
何もトラブルを起こしたわけではないのに、白人の警察に呼び止められ、対応が悪かったというだけで怪しまれ、強引に身柄を拘束される。
抵抗をすればするほど拘束は強まり、やがて意識は薄れていく。
気づいた時には、夢から覚めた直後だった。
しかしその夢は、永遠に続く、地獄のループの目覚めだった。
彼はどんな手を使っても、白人の警察から殺されてしまう。
どんなに違った手順をとっても、死ぬ運命を変えることはできなかった。
何度も殺され、そのたびに身体に痛みが走り、心はボロボロに追い詰められ、精神的に参ってしまう。
それでも彼は諦めず、同じ人間同士、話し合えば、きっと理解を得られるはずだと信じ、白人の警察官へと歩み寄っていく。
差別することは簡単だ。差別する理由なんていくらでも思いつくだろう。
受け入れることは難しい。お互いが理解するまで時間がかかるし、手間もかかる。
その手間をおしむかどうかで、未来の人間関係が変わってくる。
目の前にいる人から少しずつ、理解の輪を広げていって、やがて大きな波となって、人々の意識が変わってくれればいいなぁと思う。

その他の記事